自己啓発本の中でも言わずと知れた名作。
一から読んでいる人も多いシリーズです。
今回はゾウ0と言うだけあって関西弁のガネーシャの原点がわかる内容となっています。
毎度、主人公とガネーシャの笑えるやり取りが楽しめる本となっていますが、
今回は『夢』についてが大きなテーマになっています。
- やりたいことがよくわからず道に迷っている人
- 行動に移すのが苦手で何から手をつけてよいかわからない人
- ハラスメントに悩んでいる人
最後の、ハラスメントに悩んでいる人におすすめというのは、本書を読み進めれば爽快さが分かると思います。
目次
本書の概要
ー 夢がないなんて嘘やろ!? ー
偉人を育てようと意気揚々に降臨した神ガネーシャ。
引用:夢をかなえるゾウ0
しかし、主人公は人が成長するために必要な「夢」を持っていなかった。
ガネーシャの出す課題をクリアしながら
ただの夢ではない、” 本物の夢 ” を見つけるための物語
ガネーシャからの課題

シリーズのはじめからこの課題が、評判となっています。
私が個人的に特に好きな課題の一例を紹介します。
シリーズ1での課題
- 靴を磨く
- トイレを掃除する
靴を磨く
手入れをしようと思わなければ手入れできないもの、そして、手入れをしようと思えば誰でもできるもの代表格が靴なのです。
つまり、靴を磨くということは、細部にまで気を配り、物を大切にしているというマインドを行動にしたものです。
トイレを掃除する
なぜ、トイレ掃除をすることが成功につながるかというと、トイレ掃除は、みんなやりたくないことだからです。
めんどくさくて嫌で、みんながやりたくないと思うことを避けるのは人間として自然で、世の中の大半の人たちはそうします。
しかし、成功者は、みんなが嫌でめんどくさがってやりたくないことを避けずにできる人たちです。
本書 ゾウ0での課題

本書の課題のなかでも、個人的に興味を持った課題を紹介します。
- 日の出を見る
- 過去に起きた出来事を伏線と捉えて希望を持ち続ける
- 自分と違う文化・分野の人と話す
日の出を見る

早朝に起きることで、誰にも邪魔されない時間を手に入れることができる。
まさに『朝活』です。
自分の頭の中を整理できるのは、自分の時間を作ることです。何かをやりながら考えている間は本当のことに気付けないものです。
過去に起きた出来事を伏線と捉えて希望を持ち続ける

誰にでも失敗をしたという経験があると思います。その経験をどう捉えるかによって未来が大きく変わります。
例えば、『自分のミスで試合に負けた。』こんな経験があったとします。
『次の大きな大会で、同じことを繰り返さないように伏線で起きていることなんだ!』
と捉えられるだけで希望が持てます。
失敗やミスも捉え方次第で、経験の積み重ねとして大きく変わります。
自分と違う文化・分野の人と話す

異文化に触れるため海外に行く。
こんなことでも自分の価値観を変えられる大きなチャンスになります。
実際に、今まで海外に行ったことない人が、行ってみると大きく価値観が変わることがよくあります。
初めて何かをするということは、すごく勇気のいることだと思います。
『0→1に変える』
0と1では、意味合いが全く違います。0では何も得られません。
まずは最初の一歩の『1』を目指すことから始めることで変われる切っ掛けになります。
本書を読んだまとめ
誰でも自分の夢について悩んだことがあると思います。
自分もこの主人公と同じように『夢がない』事が悩みの時期がありました。
本書を読んで感じたのは
夢は探そうと思ってもなかなか見つからないもので、その人の経験や人との関り合いによって見つけられるものなのだと感じました。
きっと同じように『夢がない』と悩んでいる人はたくさんいると思います。
実際にガネーシャから、出された課題を経験として受け止めると変われる事が見つかるのではないかと思います。
本書の内容は、コミカルで楽しめる内容になっていますが
考えると毎回『深良い』と考えさせられます。
何をやってもうまく行かないと悩んでいる人は、シリーズを一から課題を実行してみるのも解決の糸口になるかもしれません。
そんなおすすめの一冊です。