読書は『武器』になる

子供に伝えたい『弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉』

この書籍は

  • 子育てで子供の心を強くしたいとき
  • 仕事で苦しいとき
  • 誰かを励ましたいとき
  • 社内のミーティングで鼓舞をしたいとき

こんな時に言葉の引き出しが増やせて、覚えていれば一生役にたつ

そんな一冊になっています。

なぜなら、同じように苦しみぬいて苦境を乗り越えてきたアスリートの言葉によって構成されている書籍になっているからです。


『弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉』

著者 鈴木 颯人

著者の紹介

脳と心の仕組みを学びながら、勝負所で力を発揮させるメソッドを構築する。野球、サッカー、水泳、柔道、サーフィン、競輪、卓球など、競技・プロアマ・有名無名を問わず、そのコーチングによってパフォーマンスを激変させるアスリートが続出中。自らのコーチングに活かすため、日々、一流アスリートたちの言動を研究。

本書ではアスリートの言葉にスポットを当て、才能を伸ばす子育ての本質に迫っています。

弱ったメンタルに成長のチャンスが眠っている

多くの書籍は成功事例から学ぶ書籍が多い。しかし本当に重要なのは、どんなアスリートもメンタルが弱ったり、ネガティブになったりすることが必ずあります。

だからこそ本書ではどうすればネガティブな所から抜け出せるかをアスリートの言葉によって解決に繋げていく構成となっています。

本書は、今にも心が挫けそうな人を対象に、4章立ての構成になっています。

1章は、スタートの不安を励ます言葉。

2章は、挫けそうな心に効く言葉。

3章は、生まれ変わるための言葉。

そして4章は、夢は続く、終わらない。

スタートの不安を励ます言葉。

負けをどう受け止めるか

先のことは心配せずに、ひとつひとつレースを戦っていこう。最終的に勝てれば言うことないし、負けたとしてもこの世の終わりが来るわけじゃない。

セバスチャン・ベッテル

負けるのが恥ずかしいとは思っていません。

高橋尚子

負けをどう受け止めるかによって、

あなたの成長のスピードは大きく変わってくるかもしれません。 心理学には「レジリエンス」という言葉があります。別名・精神的回復力といわれています。 簡単に伝えると「失敗しても、また頑張ろうと思える気持ち」です。 これは目の前に起きる困難な出来事に向き合う際に必要な能力だといわれています。

この『レジリエンス』を打たれ強さとも呼ぶ。

以前にテレビでスキージャンプの選手の特集が紹介されていました。

一本目に大失敗をしていましたが、二本目で見事記録を打ち立てるという内容でした。

スポーツは、失敗を引きずってしまい、抜け出せないことを見ることがありますが、どうやって修正できるようにするかが大事です。

レジリエンスを鍛えるためには
  • 感情をコントロールできるようにする。
  • 自分の傾向をよく理解する
  • 自分の強みを活かす

修正力は、ビジネスでも応用できます。

レジリエンスとは、まずは自分をよく理解してピンチのときでも自分の強みを活かせるようにするということが必要です。

まずは自己分析をして自分のことを知るのも必要です。

どうしたら軸が持てるか?

ジャンプ台にしても、私たち選手が朝、会場に着くよりももっと早く、たくさんの人が来て作ってくれているから飛べるんですね。それを考えると感謝せざるを得ないというか、感謝せずにいられないです。

高梨沙羅

メタ認知能力を鍛えるにはさまざまな方法があります。

自分を客観的に見るためのセルフモニタリングや、静かに心を落ち着かせる瞑想などが代表的です。 多くの方にお勧めしたい、より簡単、手軽で結果も出る方法があります。

それが「感謝」です。

感謝が持つパワーは科学的にも証明されており、感謝する人ほど脳細胞が増えることがわかっています。

さらに感謝することで、身体能力、人間関係の向上にも効果があることがわかっています。

sea

感謝で、身体能力が伸びることに驚きでした!

日頃から感謝の気持を言葉にして伝えたいですね。

感謝の気持の伝え方
  • 普段から日常的に感謝を伝える。
  • 感謝のメッセージを添える。
  • サプライズで伝える。
  • 第三者にも話す。
  • 褒め言葉を交える。
感謝の気持を習慣づける
  • 感謝ノートを書く
  • 当たり前という概念をなくす。
  • ポジティブ思考になり、どんな事にも感謝する。
  • まずは、形だけでも感謝の言葉を発する。

できる限り感謝に繋がるように『習慣づけ』が大事ですね。

『自分を変える習慣力』を読んで 人生を変えられる一冊に出会えました。 この本を読んだのは、今から6年前くらいだったと思います。 私の生活にものすごく影響を与えてくれた本だったので紹介をさせて頂きます...

挫けそうな心に効く言葉。

どん底を歓迎しよう

弱い負荷しか体験したことのない人間は、強い負荷に耐えられない。「負」に対する免疫を作るためにはどん底を恐れてはいけない。
いやむしろどん底をともにすべきだ。 

室伏広治

多くの選手はどん底なんて経験したくないというものです。

しかし一流の選手になればなるほどどん底が与えてくれるメリットを知っています。

どん底から這い上がれたときのメリット
  • 次に同じことが起きたときにも素早く対処できる
  • 失敗を恐れなくなる
  • 些細なことでは動じなくなる
  • 向上心が高くなる。
  • 粘り強くなる。

負荷がかかることによって、気持ちも強くなります。

失敗から学ぶことのほうが多いですね!

挫折の乗り越えかた

怪我はチャンス。

本田 佳佑

なぜ本田選手は怪我をチャンスと捉えるのか?

一流選手であれば、あるほど挫折を挫折と捉えません。

sea

この考えには中々辿りつけないです・・・

一流選手の捉え方はすごいですね。

リフレーミング心理学

コップの中に水を半分まで入れてどう表現をするか?

『まだ半分ある』

『もう半分しかない』

同じ量の水でも捉え方によって、表現が変わります。

このように人の捉え方も、受け止め方次第で物事の考え方が変わってきます。

だからネガティブなことが起きても、受け止め方をポジティブに変えることで自分自身の気持ちのコントロールに繋げることが出来ます。

努力は、夢中には勝てない。

為末 大

好きなことをやり続けるのに、理由は必要ない。自分の内側から沸き上がってくる気持ち。

この状態が一番強いですね。

どんな事も自分が夢中になれると毎日が前向きになれます。

生まれ変わるための言葉。

自分の事よりも、人の事を考えられる余裕をもてたなら、プレーの質は変わってくるはずだ。

長友 佑都

自分の事よりも、相手の事を考えるということは、相手の利益を考えて動ける人です。

長友さんはサッカーという競技においても、そうした利他の精神が巡り巡って自分の成長に繋がると実感したのでしょう。

頑張るのは当たり前で会えて口に出していうことではなく、その上で何が出来るかを考え実行するのがプロでしょ

中田 英寿

目標のレベルが高くなれば、野球のレベルは高くなる。僕はそれが出来る存在になりたい。

大谷 翔平

目指す頂によって努力の質、つまり準備は自然に変わっていくものです。

本当に生まれ変わりたいなら、人にバカにされるくらいの目標設定にしましょう!

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夢は続く、終わらない。

一流になれる人となれない人の違いを一言で言うとしたら、変化を嫌わない人か、どうかということだと思います。

古田 敦也

選択肢があるなら、楽な道よりも難しい道を選ぶことで成長に繋がります。

もっとも強いものが生き残るのではなく、もっとも賢い者が生き残るのでもない、唯一生き残るのは変化に対応できる者である。

ダーウィン

最後に、紹介をしたこちらはアスリートではありませんが、よく知られた言葉です。

今の時代、スポーツでも、ビジネスでも変化の時代です。

私の少年時代と現在とではスポーツの環境は大きく変わっています。

また、ここ最近ではコロナ・異常気象など、スポーツに対する環境も大きく変わりました。

この変化に対応できる対応力が成長に大きく影響をします。

まとめ

言葉というのは、不思議な力がある。

苦しい体験を乗り越えてきた人の言葉は、特に説得力がある。

こんな言葉を心のどこかに覚えておくだけで、

なにか躓きそうなとき

誰かが悩んでいるときに

声をかけられる言葉の引き出しになる。

私も子供がスポーツをしています。この本を手に取った切っ掛けも

子供のメンタルを強くしたいという思いからでした。

特に、コロナ禍で今はスポーツの試合が中止になったりするなど、モチベーションを保つのも一工夫が必要だと思います。

子供にとっても、有名なアスリートの言葉は

親の言葉よりも効くことがあります。

これからも子供が『夢中』の状態でスポーツに挑めるように工夫をしていきたいと思います。

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【年間100冊読書家】読書が趣味の40代、3児のパパです。読書からビジネススキル、読書術、子育て術、おすすめ本の紹介をしています。 趣味:読書・筋トレ・株式投資・食べ歩き 好きな映画:マーベルシリーズ・アベンジャーズ 好きな作家:原田マハ