こんにちは当ブログの管理人seaです。
今回は、子育てについて考えてみようと思い子育て本を選んでみました。 私も一番下の子が4歳ですが、集中力が無くてという悩みがあります。
今回紹介させていただく本は、こちらです。
子どもを『見守る』ことで子供の成長を手助けできるようになる。そんな一冊です。
こちらの書籍はKindle Unlimitedでも読める書籍にもなっています。
勉強になる本が多いので、一度体験する価値があります。
- 子供の行動ってどんな意味がある
- 子供への親の接し方
- 子育ての楽しみ方
こちらの書籍は、漫画も入っているため活字の文章を読むのが苦手という方にも、おすすめできる読みやすい本になっています。
流し読みをして大事なところだけ後で読み返すなどをして読むのが良いと思います。
目次
モンテッソーリ教育って何?

子どもを自立させるための教育です。
「子どもには自分で自分を教育する、育てる力がある」という「自己教育力」の考えを根底に考えられた教育法です。
ハーバード式とは?

人にはIQ以外に様々な能力を持つということを、ハーバード大学のガードナー教授が提唱
本書では、その能力を9つの知能としてアレンジをしています。
- 体
- 言葉
- 数
- 絵
- 自然
- 耳
- 音楽
- 自分
- 人
本書では、このモンテッソーリ教育とハーバード式を合わせた教育方法を、『輝きメソッド』として紹介をしています。
子供の行動のヒミツ

何気ない日常の子育ての中にイライラしてしまうこともたくさん有ります。
それでも子どもの行動には一つ一つ意味があって成長に繋がっている。
親としては、困った行動に対しても意味を理解して見守ることが大切です。
困った行動の意味
困った行動をしてしまうことってありますよね。親にとっては何でこんなことをするの!?とつい怒ってしまいそうなことでも、子どもの行動には自分の能力を伸ばそうという意味があります。
例えば
- 無限にティッシュを出してしまう
- おもちゃを次から次へと出しすぎる
- もっと遊びたい!と長い時間遊んでしまう
こんなことありますよね。でも実は子どもの目線ではちゃんと意味があります。
無限にティッシュを出してしまう
本能的に「引っ張り出すという能力」を伸ばしたいと思っているだけ。
目で対象物をしっかりとらえ、手を伸ばして引っ張るという、目と手の協調運動であり、とても高度な動きなのです。
おもちゃを次から次へと出しすぎる
子どもはおもちゃを通じて、想像の世界を楽しんでいます。想像力がつく好奇心を邪魔しないこと、これが親ができることです。
もっと遊びたい!と長い時間遊んでしまう
本人がいっぱいやりたいというのは、それは意欲の現れです。以前は短い時間でも、満足していたことももっとやりたいと思えるのは、脳が発達してきた証拠です。

困った行動の意味がわかることで育児が楽しめる
このような、困った行動の意味がわかるだけで
子どもは、気持ちを許されただけで才能がぐんぐん伸びる。
親は、子どもの能力を育てるサポートをすると考えられる。
親は、子どものイタズラに前向きに捉えられ、育児が楽しくなります。
自分で人生を選択できる子に!

引用
モンテッソーリ教育の根本は、子どもの自立であり、親は子どものそばに寄り添って、見守る存在でいることが大事。決して手を貸したり、世話を焼いたりする存在ではなく、子どもの能力を引き出す存在であると。 「言われたことを素直にやる子」や「指示待ちの子」ではなく、「自分の頭で考え、自分で人生を選択できる子」に。まずは家庭での親の関わり方から変えてみましょう!
引用元:マンガでよく分かる モンテッソーリ教育×ハーバード式
難しいことですが、
親は、あくまでもサポートの役割をするという意識が大事ですね。
普段の生活で親の関わりかた一つで、自分で人生の選択を出来るようになるということです。
子どもの集中力のヒミツ
集中状態の子どもは、口をとがらせる。こんな特徴があるそうです。この集中している状態を『フロー状態』といいます。
何をするにも落ち着きがない子どもでも、唇をとがらせ夢中になっていることがあります。
この『フロー状態』を経験させることが集中力をつけるためには大事です。
子どもが集中しているタイミングで声をかけてしまうと、成長しようとしている機会が台無しになってしまいます。
学力以外の多彩な『9つの知能』と伸ばせるあそび方

ハーバード式の学力以外の能力について、それぞれどうすれば能力を伸ばせるか?日頃の遊び方で変わります。
この9つの能力については、どれかを専門的にのばすというよりはバランス伸ばせるように普段から取り入れたい遊び方です。
体の知能
体の知能は、体全体や体の一部位を問題解決や想像のために使う能力。
- お手玉遊び
- ジェスチャー遊び
- 雑巾がけ競争
言葉の知能
言葉の知能は話し言葉や書き言葉を使いこなす能力。コミュニケーションに必要な能力。
- 言葉探しゲーム(〇〇で始まる言葉は?)
- オノマトペ遊び(日常生活をぎ擬音語で表す)
- 絵本から広がる世界
数の知能
数の知能は、計算や暗算をしたり、問題を論理的に分析する能力。
- 身の回りのもので数遊び
- 卵パックで数遊び
- 磁石と鈴遊び(鈴がいくつ入っている?鈴がいくつくっついた?)
絵の知能
絵の知能は、視覚的に空間パターンを認識する能力。絵・色・形・距離に敏感に反応出来たり、イメージしたりできる。空間認識能力も大きく関係している。
- タオルハンカチ遊び
- 空き箱積み
- 模造紙で大きな地図づくり
自然の知能
自然の知能は、自然や人工物の種類を識別する能力。花や木々、風の匂い、四季を感じることで感性やセンスが磨かれます。
- 落ち葉遊び (音や感触を楽しむ)
- 夜空の観察
- 影踏み遊び
感覚の知能
感覚の知能は、5感を駆使して様々な情報を敏感に受け取れる能力。人の気持ちの変化に気づくことが出来てコミュニケーションに必要な力。
- ふれあい遊び(ガラガラをふった遊び)
- センサリートイづくり
- すり鉢で何でも擦ってみる
音楽の知能
音楽の知能は、音楽の種類やリズム、音程などを認識する能力。音楽の力が高いと聞く力、言葉を扱う能力もアップします。
- 『これなんの音?』音を当てる遊び
- 何でも楽器遊び
- わらべ歌を歌おう
人の知能
人の知能は他人の感情や意図、動機、欲求を理解して他人と上手くやっていく能力。
仲間に囲まれ、慕われて楽しい時間を過ごせるようになる。
- おままごと遊び
- おうちごっこ
- お家のお手伝い
自分の知能
自分の知能とは、自分自身の長所や短所を理解した上で、目標達成や動機づけを自律的に行う能力。自分を客観的に理解して、自分の気持ちを表現できるようになる。
- 砂場あそび
- 世界地図遊び
- お団子作り
まとめ
今回この書籍を読んで、子どもの行動には成長につながるポイントが沢山隠れている事に気付けました。
今思えば、あの口をとがらせていた時は『フロー状態』という時がありました。ボーッとしているようにも見えたので声をかけてしまっていたと思います・・・
私自身、3人の子どもを育てる親として、もっとこうしておけば良かったという点に気づいて反省をしました。一番下の子どもがまだ4歳なのでギリギリ間に合いますが・・・
今回の本については、0歳〜6歳の乳幼児向けの子育て本としてもっと早く読みたかった一冊です。
親と子供のつきあい方の中で特にこの本で書かれていて印象に残ったのは『見守る』という言葉です。
見守るという言葉には、信頼して見て守る意味があるのだと思います。どんなに小さな子どもでも自分自身の主張があり、行動には意味があります。
それを親として子供の成長の過程としてどこまで見守れるか。
子どもが喧嘩をしているときに、止めに入るのではなく
『子どもの喧嘩を見守って、反省をして仲直りをするところまで見守る』
今まで、こんなことは私の性格では出来ませんでした。
ただ、子ども同士で解決することが大切であり、それが切っ掛けで成長につながると思えば、今後はできる限り暖かく見守ろうと思います。
子どもは本当に純粋です。
そこに手を加えすぎるのではなく、成長の手助けをできるように工夫をしていこうと思います。

