映画をより楽しむために、原作を読んでから違いを楽しむという方も多いのではないでしょうか。
そして日本映画といえば、第46回「日本アカデミー賞2023」授賞式が3月10日(金)に発表がありました。
最優秀賞賞は『ある男』
この作品はAudibleでも楽しめる作品となっています。

そこで今回の記事では、Audibleで楽しめる下記の3作品の優秀賞を紹介します。
- ある男
- 月の満ち欠け
- 流浪の月
- Audibleで読める優秀賞3作品
- 映画の主演俳優
- 作品の見どころ
ちなみに優秀作品賞は下記の5作品です。
- ある男
- シン・ウルトラマン
- ハケンアニメ!
- 月の満ち欠け
- 流浪の月

優秀作品の中で、現在Audibleで聞けるのはこちらの3作品!
それでは順番に紹介をしていきます!!
ある男
愛したはずの夫は、まったくの別人であった。
「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作!弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。
里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。
Amazon 引用
「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。
- 「日蝕」(1998年)
- 「葬送」(2002年)
- 「決壊」(2008年)
- 「マチネの終わりに」(2017年)

自分の旦那は、全くの別人だったそんな衝撃の展開から始まる。ある男とは一体誰なのかを考えるうちに、ある男の壮絶な人生を知る!
妻夫木聡・安藤サクラ・窪田正孝・清野菜名・眞島秀和・小籔千豊
自分の存在と他人の存在を考えさせられる小説です。
もし自分のよく知っている人の存在が、他人の人生を生きていると知ったらどんなことを感じるのだろう。
あなたは、それでも今まで通りに受け入れていくことはできますか?
「人間の存在」を名前や戸籍だけではなく、その人の生きた証を考えさせられます。
月の満ち欠け
新たな代表作の誕生! 20年ぶりの書き下ろし
Amazon 引用
あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。この数奇なる愛の軌跡よ! さまよえる魂の物語は、戦慄と落涙、衝撃のラストへ。
- 「個人教授」(1988年)
- 「Y」(1998年)
- 「ジャンプ」(2000年)
- 「鳩の撃退法」(2014年)

Audibleで聞くと、ナレーターの朗読・作品の表現力・展開に一気に引き込まれてしまうような作品。最後まで読んで「月の満ち欠け」という意味が純粋で神秘的に感じられる!
目黒蓮・有村架純・大泉洋・菊池日向子・柴咲コウ・田中圭・伊藤沙莉
『生まれ変わっても』という言葉を月の満ち欠けで表現されている。
不思議な世界観の作品に魅了されて読む手が止まらない作品。ラストシーンですべてが明らかになった時に、きっと愛の深さを知ることになります。
流浪の月
2020年本屋大賞受賞
Amazon 引用
第41回(2020年)吉川英治文学新人賞候補作
せっかくの善意をわたしは捨てていく。
そんなものでは、わたしはかけらも救われない。
愛ではない。けれどそばにいたい。
新しい人間関係への旅立ちを描き、
実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。
あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人間を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。
- 「私の美しい庭」(2019年)
- 「滅びの前のシャングリラ」(2020年)
- 「汝、星のごとく」(2022年)

世間からは誘拐犯とその被害者、世間的には誰も認められないことを貫き通す二人の世界に感動。映画では松坂桃李の原作に限りなく近い姿形に役者の魂を見れる作品!
広瀬すず・松坂桃李・横浜流星・多部未華子・増田光桜
人の一部だけを知って判断していはいけない。
一方から見て判断をするのではなく、多面的に見て捉えることの大切さを感じことができる作品。
記事のまとめ
個人的には映画でみて一番好きな作品は「流浪の月」です。
それは役者さんの演技力に圧倒される作品だったからです。
Audibleで聞いて一番良かったと感じたのは「月の満ち欠け」です。文章の表現力で惹きつけられるものを感じられる作品でした。2つの作品に共通するのは、純粋な愛がテーマです。
普通であれば気恥ずかしいと感じるようなことも、映画や小説で見たり、読んだりすることで癒やされます。
そして最優秀賞に選ばれた『ある男』は人間の本質・存在を考えられる深い作品です。
ぜひAudibleで聞いてみることをオススメします。