オススメの一冊

静かな人の戦略 自分の内に秘めたスキルを活かせるようになるヒントが見つかる

この書籍の表紙に書いてある『内向型が静かな力を発揮する方法』にものすごく引きつられて思わず手に取ってしまいました。

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なぜなら私は『内向的な性格』だからです。

内向的とは言え、営業の仕事を20年やっています。よくその性格で出来るねと言われます。

この書籍を読んでいて、著者の行動や考えに共感の連続でした。

結論から言うと、この書籍は

『内向的な性格を長所として捉えられるようになります。』

また『内向的の気づいていないスキルを発掘して、人生に活かせる』

そんな書籍になっていることが、読み進めれば解ると思います。

著者の紹介

ジル・チャン(Jill Chang)
ミネソタ大学大学院修士課程修了、ハーバード大学、清華大学でリーダーシップ・プログラム修了。ハーバード・シード・フォー・ソーシャル・イノベーション、フェロー。アメリカの非営利団体でフィランソロピー・アドバイザーを務める。過去2年間で行ったスピーチは200回以上に及ぶ。15年以上にわたり、アメリカ州政府やメジャーリーグなど、さまざまな業界で活躍してきた。2018年、ガールズ・イン・テック台湾40アンダー40受賞。本書は台湾でベストセラー1位となり、20週にわたりトップ10にランクイン、米ベレットコーラー社が28年の歴史で初めて翻訳刊行する作品となり、第23回Foreword INDIES「ブック・オブ・ザ・イヤー」特別賞に選出されるなど話題となっている。現在は母国の台湾・台北市に拠点を置きながら、内向型のキャリア支援やリーダーシップ開発のため国際的に活躍している。

引用:Amazon

この書籍は作者の行動や実際の経験に基づいて作られているので、

読み進めていくとこんな素晴らしい経歴の人でもこんな気持になるんだと気づくことが出来て、とても勇気づけられます。

内向的な人のタイプ

内向的な人のタイプの中で特徴としてこんな事が紹介されています。

もし、当てはまるようであればあなたも内向的なのかもしれません。

  • 沢山の人と話すというより一対一で話す方が好きだ
  • 疲れた時はとにかく家に帰って休みたい
  • 早口な人との会話は疲れやすい
  • できるだけ人混みは避けたい

上記のような自分を知るタイプのためのテストが全35項目のチェックリストとなって紹介されています。

このテストで私は、すべて内向的に当てはまると認定されました。やっぱりと思ってしまいました。

その他にも著者の内向的な行動の例として

  • ゴミ出しと皿洗いどちらを選ぶかと言えば間違いなく皿洗い
  • 電話とメールならメールを選ぶ
  • 軽い雑談が内向的な性格にとっては重い

極力人と話したくないというようなこんな事が紹介されています。私自身は共感する!あるある!の連続でした。

私は、美容院でも声を掛けられたくないので、すぐに眠るように目をつぶるようにしています。

同じような人はいるのでしょうか

気づいていない内向的なスキル

本書で気づくことが出来たいくつかのスキルと特徴を紹介します。

内向的な部分をメリットと捉えるかデメリットと捉えるかで大きく変わります。


そもそも外交的と内向的では圧倒的な違いがあるので、必ず抑えておきたい特徴とスキルです。

内向的な人の特徴
  • 記憶力は優れているが思い出すのに時間がかかる
  • 内向型の脳は即座に反応するのが得意ではない
  • 内向型、外向型はエネルギーのチャージ方法が違う
  • 人の反応が気になる
  • 文字のコミュニケーションを好む
  • 用心深く、慎重に言葉を選ぶ
  • なんでもきちんと準備をしないと気がすまない
  • 友人の数は少ないが、友情は長続きする
  • 仕事などの場での人柄と友達同士の人柄が少し違う

内向的な性格の人の特徴として、挙げられることは外交的な人の特徴とは正反対になっています。どうすれば心が休まるのかも違います。

日頃の何気ない会話でも根拠がないと自身を持って喋ることが出来ないなどが挙げられます。

但しその根拠を徹底的に確認をすることが出来るのが内向的な人です。

私自身、人の反応が気になったり、用心深く慎重に言葉を選ぶという部分は間違えたことや場違いのことを言ったらどうしようと思ってしまうのでよくわかります。

内向的な人のスキル
  • 情報集めに余念がなく何度も練習する
  • 観察者であって回りを観察する力を持つリーダーになれる
  • 傾聴力がある
  • 一つのことに集中できる
  • 粘り強い

実際に内向的な人は、自分の性格を弱点として捉えている人は多いと思います。

私もそうでしたが、この書籍を読んで確かにこんな一面があるかもしれないと思えるように自信になりました。

まとめ

この書籍は、内向的な性格をコンプレックスに感じている人には、ぜひ読んでみて欲しい書籍です。

内向的であっても自分の性格やスキルを活かせる場を作るように努力をすることが一番で、無理に外交的になろうとする必要がない事がよく解ります。

また、自分の子どもが大人しいと思っている人は、小さい頃からこんな特徴が将来のスキルに活かせることは絶対に知っておいてほしいと思います。

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【年間100冊読書家】読書が趣味の40代、3児のパパです。読書からビジネススキル、読書術、子育て術、おすすめ本の紹介をしています。 趣味:読書・筋トレ・株式投資・食べ歩き 好きな映画:マーベルシリーズ・アベンジャーズ 好きな作家:原田マハ