こんにちはseaです。今回は子供との接し方を変えるだけで、子供の自己肯定感を高める事ができるようになるという書籍を紹介します。
一流選手の心構えから学べることはたくさんあります。
そもそも自己肯定感とは何かというと
自己肯定感を高める=最高の自分を引き出すこと
本書では二人の選手の発言やエピソードからこんなことが学べます。
- 自己肯定感が高まる行動
- 自己肯定感を高める考え方
- 子育てにおける親の役割
目次
本書の目次
第1部 大谷翔平 二刀流の怪物メジャーリーガー
●「自分はできる!」有能感を心に満たす
●好きなこと、得意なことを自覚する
●良くない出来事にプラスの要素を見つける
●子どもの「ゴールデンエイジ」を見逃すな
●努力する前に必ずやっておくべきこと
●「SWOT分析用紙」で子どもの適性と特徴がわかる
●「目標設定シート」でやるべきことを可視化する
●やる気と工夫を生む「数値化」のマジック
●「逆境」で心が折れる子、折れない子
●失敗できる環境を作ってあげるのが親の役割 ほか第2部 羽生結弦 世界最高峰の天才スケーター
幻冬舎 引用
●自信満々な子どもが成功する理由
●子どもの「努力」にご褒美は効果的?
●高いレジリエンスを生み出す3つの力
●羽生選手はなぜプレッシャーに強いのか?
●一流アスリートもやっている「自己暗示」の力
●寝る前5分のイメージトレーニング
●親子で決めたいスマホのルール
●「夢」を語るときは断定し、主語を入れる
●羽生選手も大谷選手も、みんなメモ魔だった
●「才能」ではなく「努力」を褒める ほか
大谷選手から学ぶ自己肯定感を高める方法

自己肯定感を高める方法を本書を呼んでみると
- 考え方
- 行動
- 子育て(親の役割)
こんなことが自己肯定感を高める際に意識したい点だということがわかります。
自己肯定感を高める考え方

『No Attack No Chance』
『無理だと思わないことが一番大事だと思います。無理だと思ったら終わりです。
まずやってみて、もしそこで限界が来たら僕の実力はそこまでということ』
大谷翔平・羽生結弦の育て方 引用
まずは何事も挑戦ということですね。
他のスポーツ選手でも同じように心構えを持っている選手が多い
レーシングドライバーの佐藤琢磨選手は
『No Attack No Chance』の精神でレースに挑戦をし続けています。
チャレンジをしないことには、チャンスを切り開けない!
自分を奮い立たせてくれる良い言葉です。
捉え方をコントロールする
感情は起こった事実で引き起こされるわけではありません。
目の前で起こった事実を、私達がどう捉えるかで
ポジティブな感情にもなれば、ネガティブな感情も起こるのです。
大谷翔平・羽生結弦の育て方 引用
大谷選手の考え方の、特徴の1つで悪いことが起きたことに対しての捉え方があります。
怪我をしてしまったことに対しても、怪我をした箇所をしっかり補強したら、どんなパワーがつくかワクワクすると発言をしています。
自己肯定感を高める行動

子どもと交換ノートを作る
大谷選手は、父親と約束事を決めて交換ノートを作っていました。
どんな約束をしていたかというと
①大きな声を出して元気よくプレーをする
常に選手間のコミュニケーションを密にすることによりお互いの信頼関係が生まれる
②キャッチボールを一生懸命に練習する
スピンのかかったボールを精度良く投げるスキルを身につける
③一生懸命に走ること
野球の原点は『走る』こと。力を抜くことな空前力で走ることの重要性を認識する。
大谷翔平・羽生結弦の育て方 引用
いくつかの約束事を決めて子どもと交換ノートで振り返ることが、後々の自己肯定感を高めるきっかけになります。
自己肯定感を高める子育て

大きく育つための器を用意する
本書で最も心に残った場面があります。
それがこちらです。
大谷選手は、父親から『小さな植木鉢の小さな苗木も庭に植えたら大きく育つ』と聞かされたそうです。
器の大きさによって、木の大きさが変わることをその時に初めて知りました。
そして、それは指導にも通じるものがあると感じました。
器を大きくしてやれば、それ相応の大きさになる。
お前はこれだけだと言って育てれば、それまでの選手にしか育たない。
大谷翔平・羽生結弦の育て方 引用
子育てにも、ビジネスにも通じる話ですね。
親が子どもに器を与える大きさを段階的に変えることで、子供も大きく育ちます。
反対に、これが限界と感じてしまった子どもは、成長の度合いも限られてしまいます。
子どもへの声の掛け方を改めるきっかけとなります。
失敗できる環境を作る
ラクな道と困難な道があったらどちらを選ぶかと言うと、もちろん困難な道を選ぶ方が自己成長に繋がります。
子どもにその困難な道を選部大切さを、教えてあげることが親のできる役割です。
挑戦とは成功にたどり着くための失敗の連続
大谷翔平・羽生結弦の育て方 引用
失敗は「ミステイク」ではなく、「チャレンジ」です。
積極的にチャレンジをする機会をあたえて、失敗の経験を積みかさねる事を体験させることが重要です。
羽生選手から学ぶ自己肯定感を高める方法
自己肯定感を高める考え方

たくさんの壁を作ってくれてありがとう精神
羽生選手の考え方の1つでこんなことが紹介されています。
たくさんの乗り越える壁を作って頂いて、こんなに楽しいことはない。
自分が弱いということは、強くなれる可能性があるということ。
この先に乗り越えた壁の向こう側の景色は、絶対に良いものだと思っています。
大谷翔平・羽生結弦の育て方 引用
大谷選手と同じで困難な道を選ぶことが、成長につながる考え方ですね。
言葉の意味を実践できるのがやはり一流です。
自己肯定感を高める行動

夢を語るときは断定で、主語を入れる
僕、ソチ五輪で金メダルを獲ります。そして平昌五輪でも金メダルを獲ります。
大谷翔平・羽生結弦の育て方 引用
断定口調で夢を語ることによって、自信と自己肯定感が心にみなぎります。
普段の生活で願望を表現する時は一位を獲りたいなど、〇〇したいという希望になっていませんか?
『これを一位を獲る!』の断定口調にすることで変えられます。
自己肯定感を高める子育て

親子で決めたいスマホのルール
- 勉強する時はスマホを近くに置かない
- 食事をするときは、テレビを消す
- 読書する時は居間でなく、自分の部屋で行う
スマホが近くにおいてあるだけで集中力が失われるそうです。
また、ポケットに仕舞っているだけで気になって集中力がなくなります。
何事も集中をして初めて、身につきます。このことから必ず親子でルールを決めるのが大切です。
この記事のまとめ
自己肯定感の高め方を、色んな角度から勉強ができる内容になっています。
また、本書に記載されている内容は、
特別に難しいものはありません。
誰にでも意識的にやろうとすれば実行できる内容になっています。
大谷選手も羽生選手のすごいところは、これを継続的に続けていることにあるのでは無いかと感じました。
それは、二人の力ももちろんですが、我々親ができることに目を向けていかなければ一流の選手は作れません。
今すぐに親が子どもにできる自己肯定感のあげかたが書かれているのが本書の最大の特徴です。
まだ読んでいない方には、ぜひおすすめの一冊です。

