歴史小説って興味があるんだけど・・・
登場人物の名前が覚えきれなくってどうしても途中で挫折してしまう。
言葉の意味も今と昔ではだいぶ違うし、表現がわからないから読み始めても途中であきらめてしまう人も多いですよね。
これは私が全く同じ状況だったので気持ちがものすごくわかります。
そんな私でも何冊も読み漁っていたら、意外と理解ができるようになってきました。そして一つの歴史が解ると次に次にと繋がるように興味の連鎖が起きています。
今回の記事では、歴史初心者でも簡単に解ってもっと歴史が好きになる小説【戦国時代】をランキング形式で紹介していきます。
特に2026年は大河ドラマの主人公が豊臣秀吉ということもあり、学びなおしたい人は必見です。
目次
歴史小説は読むのが苦手という方には・・・

もし読むのが苦手だけど、歴史小説に興味があるという人は・・・
Audibleがオススメです。私もどうしても頭に入らなかったので、初めはこのAudibleで聴く読書をしてみました。
ナレーションなので、登場人物に感情移入できる。
雰囲気で物語の流れがなんとなくわかる。
歴史小説初心者の方にはお勧めのサービスです。
よかったら30日間お試しで使えるので試してみる価値はありだと思います。
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📜 古代〜室町時代
- 火定(澤田瞳子)
- はなとゆめ(冲方丁)
- 炎環(永井路子)
- 茜唄(澤田瞳子)
- 極楽征夷大将軍(井沢元彦)
⚔️ 戦国時代
- じんかん(今村翔吾)
- 塞王の楯(今村翔吾)
- 黒牢城(米澤穂信)
- 豊臣秀長(堺屋太一)
- 軍師二人(井上靖)
- 三河雑兵心得シリーズ(井原忠政)
- 戦国武将伝 東日本・西日本編
🏯 江戸時代
- 家康、江戸を建てる(門井慶喜)
- 淡海乃海(イスラーフィール)
- 光圀伝(冲方丁)
- 新編忠臣蔵(吉川英治)
- 蜩ノ記(葉室麟)
- 木挽町のあだ討ち(永井紗耶子)
- 壬生義士伝(浅田次郎)
- わが殿(澤田瞳子)
Audibleで聴いた本 TOP3 【戦国時代編】

まず初めに歴史小説【戦国時代】のAudibleランキングを紹介します。
本当にこれだけは絶対に聴いてほしいという物語です。
私が歴史小説にハマったのも1位の作品がきっかけです。
第3位 じんかん 今村翔吾
主人公は「戦国三悪人」と呼ばれた松永久秀
物語のテーマは「人間(じんかん)」 「人と人の間」「世の中」という意味を込め、悪人とされる久秀の内面や理想を掘り下げています。
信長が家臣に語る形で久秀の壮絶な半生が明かされ、彼がなぜ“悪人”と呼ばれるに至ったのかを問い直す
読み終えた後に松永久秀の人柄もそうですが、信長への印象がガラッと変わりました。
第2位 黒牢城 米澤穂信
織田信長に叛旗を翻した荒木村重と、土牢に囚われた黒田官兵衛の対話を中心に展開
歴史小説と本格ミステリーを融合させた作品
あの黒田官兵衛が囚われながらも、推理を明かす
歴史小説ファンだけでなくて、ミステリー好きも夢中になれる作品です。
第1位 塞王の楯 今村翔吾
最強の盾を作る石垣職人VS至高の矛を作る鉄砲職人
クライマックスは関ヶ原直前の「大津城の戦い」で、最強の石垣と至高の鉄砲が激突する
職人の誇りと技術、そして平和への願いを込めた「矛盾する理想のぶつかり合い」を描いた作品です。
時代背景が西軍と東軍に分かれて戦った関ケ原直前の戦いということもあり、歴史初心者でも知っているシーンが出てきます。
読んだ本ランキング TOP3 【戦国時代編】

ここからは読んだ本をもとにランキングをつけています。一位の作品は、今最も読んで欲しい小説です。
第3位 村上海賊の娘 和田竜
織田信長と本願寺顕如の抗争で、毛利家の援軍として村上水軍が活躍!
主人公・景(きょう)は村上武吉の娘
“醜女”と呼ばれ孤立しがちな景が、戦いを通じて仲間から認められ、信頼を得ていく
強烈な個性 × 戦国海戦のスケール
織田水軍と村上水軍が激突する大規模な海戦シーン。船同士がぶつかり合い、火矢や鉄砲が飛び交う迫力ある描写は、最大の見どころです。
第2位 関ヶ原 司馬遼太郎
徳川家康と石田三成の対立 天下分け目の戦い
豊臣秀吉の死後、幼い秀頼を残した豊臣政権の中で、五大老筆頭の徳川家康と五奉行の石田三成が激しく対立。
両者の信念と策略が全国の大名を巻き込み、最終的に関ヶ原で激突
読みどころは、合戦そのものよりも「戦いに至るまでの人間模様と謀略戦」にあります。
第1位 最後の一色 和田竜
歴史小説ファン待望!和田竜12年ぶりの戦国小説
主人公は一色五郎、細川(長岡)忠興の対立と悲劇を描く。
舞台は「信長死す」本能寺の変、直後の混乱期。丹後国・宮津城を中心に、一色家と細川家の争いが描かれる。
こちらは読みどころ満載の作品でした。一色家のことは本小説で初めて知りました。信長との関係性や本能寺の変の裏でこんなドラマがあったとは・・・と驚かされました。
本作の一色五郎のカリスマ性には魅了されました。
先を見通す力を持ちながらも、誰しもが考えもしない豪快さを兼ねそろえている。そして時には冷淡さを見せながらも、誰よりも愛情が深い。
こんな武将がいたとは・・・読んだら誰しもが「一色五郎の人柄」に魅かれます。
そしてその好敵手である。長岡忠興、五郎の力に苦悩しながらも成長する。この武将があってこその「最後の一色」
益々歴史小説が好きになる、2026年本屋大賞に推薦したい作品です。
記事のまとめ
今回紹介させていただいた作品は「これだったら歴史初心者でもハマること間違いない。」と思えるものばかりです。
改めて思うのは一つの人物にしても、著者からの目線、歴史の目線をどのような角度からとらえているかで全くストーリーが変わります。
信長という人物像にしても、角度を変えてみると全く変わります。
じつは優しい?家臣を大事にする。一面も
その反対には、冷淡さがある?
何が言いたいかというと、歴史小説は、様々な角度から物語に触れることで一つの物事の多面性をとらえるという「目を養える」
つまり、歴史小説は・・・
あの人は「こういう人」ではなく、その人、その出来事の多面性を捉える力を養えます。
それはスマートフォンやAIで答えが簡単に導き出せてしまう現代にこそ身に付けたい力なのでは・・・

