【今週の推し本】箱根駅伝にかける熱い思いを池井戸風にアレンジ

※一部アフィリエイト広告を利用しています。

新たな企画として今週読んだ本の中から推したい本を紹介します。

今週はなんと言ってもこれ！

今話題の『俺たちの箱根駅伝』

本作品は、Audibleと紙の出版の同時発売日ということで話題を集めている作品です。

どこの書店でもランキング上位に入っている作品。

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どんな作品？舞台背景

箱根駅伝の出場をかけて走る選手と監督の絆の物語。また一方では箱根駅伝を中継する実況の立場から箱根にかける熱い思いを上手く表現しています。

池井戸作品と言えば、倍返しでお馴染みの銀行員の物語が主流です。

しかしそれと同時に多いのが、スポーツとチームや監督とビジネスを題材にした小説です。

どの作品も夢にかける思いをスポーツで表現する熱い物語。でもそこだけでは終わらないのが、池井戸作品。

毎回、スポーツとビジネスが融合しているのも特徴のひとつです。ちなみに前作までの舞台背景はこちらです。

ルーズヴェルトゲームの背景

会社の経営が傾き、リストラの敢行、監督の交代、廃部の危機・・・・・・。野球部の存続をめぐって動く。

ノーサイドゲームの背景

経営戦略室から左遷された男が挑む。
低迷ラグビー部を“経済的に”立て直す。

陸王の背景

業績が苦しい老舗の足袋業者のこはぜ屋。新たに足袋型のランニングシューズを開発するが、大手メーカーの妨害に…

会社の存続を一人のランナーと開発したシューズにかける

俺たちの箱根駅伝の背景

箱根駅伝で連覇したこともある名門の名も、今は昔。
本選出場を2年連続で逃したチーム、そして卒業を控えた主将・青葉隼斗にとって、10月の予選会が箱根へのラストチャンス

また、どんな成績を残しても記録には残らない学生連合で箱根に参加する道を選ぶ

一方では、「不可能」と言われた箱根中継を成功させた伝説の男から、現代にまで伝わるテレビマンたちの苦悩と奮闘を描く。

数ある箱根を舞台に小説したなかでも、学生連合や舞台裏にスポットを当てた小説はなかなかない。

この視点は読みどころが盛りだくさんにあります。

どの作品も逆境を強いられているビジネスとスポーツの中でも、どうやって立ち上がっていくかをチームの観点や人間模様の観点で描いています。

読みどころは『熱い言葉』

池井戸潤のスポーツを題材にした小説の中には、その後の人生観にも響く言葉があります。

ルーズヴェルトゲーム名言

これだけは言わせてくれ。野球をやめたことを終点にするな、通過点にしろ。いままでの経験は、必ずこれから先の人生に生きてくる。人生に無駄な経験なんかない。そう信じて生きていけ。

ノーサイドゲーム名言

成功に導く経営者は、複数の事業を立ち上げどれも軌道にのせ発展させる。一方で失敗する経営者の多くは、失敗を繰り返す。

陸王名言

ビジネスというのは、一人でやるものではないんだな。理解してくれている協力者がいて、技術があって、情熱がある。

一つの製品を作ること自体が、チームでマラソンを走るようなものなんだ。

俺たちの箱根駅伝

目標にたいして本気でやったことしか、経験は残らない。

池井戸潤Audibleで聞き放題の作品は？

池井戸潤の作品は今回紹介した『俺たちの箱根駅伝』のほかにもAudibleで聞ける作品がたくさんあります。

その数は全部で、33作品

Audibleはこれだけの種類が読めて月1,500円、しかも無料期間で試しに使うことができます。

ぜひ魅力ある池井戸潤作品をAudibleで楽しんでみてはいかがでしょうか