『読む』オススメの一冊

変なシリーズ最新「変な地図」を読む前に知っておきたい予備知識

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この作品待ってた人も多いはず!

最新作は「変な地図」

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大ヒットした『変な家』『変な絵』に続く「変なシリーズ」最新作が、ついに『変な地図』として登場しました。


シリーズの魅力は、日常に潜む“ちょっとした違和感”が、やがて大きな謎や恐怖へとつながっていく点にあります。


この記事では、『変な地図』を読む前に押さえておきたい予備知識やシリーズの流れを整理し、より深く楽しむための視点をご紹介します。

変なシリーズとは

「変なシリーズ」は雨穴さんが手がける“日常に潜む違和感”を題材にした人気ミステリー小説群で、『変な家』『変な絵』『変な家2』、そして最新作『変な地図』へと続いています。

YouTube動画から火が付き、書籍化になった

変なシリーズのおさらい

『変な家』から始まった人気シリーズで、それぞれの作品で「日常のモノ × 違和感」という共通テーマがある。

読者を引き込む“考察型ミステリー”が魅力です。また、スピード感とテンポよく謎が解かれるので読後感が心地よく、一度読むとハマる人も多いはずです。

どの物語も読みやすく、解りやすい表現を使っているので、読書初心者・ミステリー初心者でも読み始めやすい一冊です。

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私もこのテンポでのミステリーは初めてなので、読み始めると毎回一日で読んでしまいます。

雨穴さんが全てYouTubeでも動画で紹介をしているよ!

よむくま
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①変な家

”ここが魅力”

『変な家』は「間取り図に潜む違和感」から始まる、不動産ミステリー×ホラー小説です。主人公と設計士が一見普通の家を調べるうちに、家族の秘密や過去の事件が浮かび上がっていきます。

主な登場人物

雨穴:語り手。フリーライター。

柳岡:中古物件を購入しようとする知人。

栗原:設計士。間取りの“違和感”を論理的に解き明かす。

宮江柚希:家の過去に心当たりがある女性。

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映像化との相乗効果 映画版では家族の背景や因習がよりドラマティックに描かれ、原作と違う解釈も楽しめる。

②変な絵

”ここが魅力”

『変な絵』は「9枚の奇妙な絵」に隠された秘密を軸に、人間の罪や母性、記憶を描いたサスペンスミステリーです。前作『変な家』よりも複雑で、複数の事件と人物が“絵”を通じてつながっていく構成が特徴です。

主な登場人物

雨穴(語り手) 今作でも調査役として登場。

ユキ  妊娠中に描いた絵を残し、不可解な死を遂げた女性。

レン ユキの夫。彼女の死に関わる疑惑を持たれる。

優太 失踪した少年。残した絵が事件の手がかりとなる。

心理学者 絵の意味を読み解く役割を担う。

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バラバラに見える9枚の絵が最後に一本の線で結ばれることで、個人的には一番謎解きの面白さを感じました。

③変な家2

”ここが魅力”

『変な家2 ~11の間取り図~』の魅力は、前作の“間取りの違和感”という発想をさらに拡張し、11の奇妙な家を通じて恐怖と謎を積み重ね、最後にすべてが一本の線でつながる驚きにあります。

主な登場人物

栗原 引き続き登場。11の奇妙な間取りを調査する中心人物。

依頼人たち 各短編ごとに登場。不可解な家や部屋に悩み、栗原に相談する。

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初期の変な家と同じく「なぜこの間取りなのか?」を一緒に考えられることが面白さになっています。

短編集のように読めて、最後は長編としてのカタルシスを味わえる構成が最大の魅力

よむくま
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最新作 変な地図

”ここが魅力”

設計士・栗原を主人公に据えた“マップ・ミステリー”です。祖母の死と古地図に描かれた妖怪の謎を追う物語で、シリーズ最大規模の仕掛けが盛り込まれています

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今回は今まで登場していた栗原の過去が明らかになる物語となっています。

主な登場人物

栗原文宣 主人公。設計士。祖母と母の死に隠された謎を追い、古地図の秘密に迫る。

知嘉子(祖母) 栗原の祖母。7体の妖怪が描かれた古地図を握りしめたまま不可解な死を遂げる。

栗原の母 生前、祖母の死の真相を追い続けたが、解明できないまま亡くなる。栗原に大きな影響を与える存在。

あかり 栗原が調査の中で出会う女性。明るく快活で、物語に救いを与える存在。

まとめ:変な家シリーズはどこから読む?

変な家シリーズの物語の時系列ってどうなっているのだろう?こんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか

結論から言うと、「変なシリーズ」は刊行順=物語の時系列になっています。

ただし各作品は独立して読める構成で、共通して登場する設計士・栗原の存在が“時系列の軸”になっています。

オススメの読み方としては、順番通りに、

『変な家』 → 2. 『変な絵』 → 3. 『変な家2』 → 4. 『変な地図』 → この順で読むと、シリーズの進化と栗原の背景を自然に追えるようになっています。

ただし『変な絵』は独立作なので、どこから読んでも楽しめます。

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どのストーリーもミステリーと伏線回収がスピーディーな展開で楽しめる作品になっています。読んでいなければ、まずは一冊読んでみてください。

ABOUT ME
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【年間100冊読書家】読書が趣味の40代、3児のパパです。読書からビジネススキル、読書術、子育て術、おすすめ本の紹介をしています。 趣味:読書・筋トレ・株式投資・食べ歩き 好きな映画:マーベルシリーズ・アベンジャーズ 好きな作家:原田マハ