ここ最近ビジネス書のランキングを見ると必ず入っている安藤広大さんの書籍。
新刊として最近発売されたのが「パーフェクトな意思決定」です。今回の記事ではこちらの内容も紹介します。
優柔不断な私もすり減るほどに読みました。
- リーダーの仮面
- 数値化の鬼
- とにかく仕組み化
- パーフェクトな意思決定
ビジネス書のオススメ度でいうと、10点満点中10点!!
内容はどれも今までの自分のぬるい働き方や取り組み方に気付かされます…
読んでいて、誰もが思い当たることがあるのではないかと思える内容です。
気付きと明日からの行動を変えられる4冊!!
大げさではなくて、そのくらい読む価値のある内容です!
ではどんな人にオススメかというと、
本書は仕事の立場において、読む段階が異なります。現場の営業マン~中間管理職~経営者まで幅広く役に立つ本です。
今回の記事では、ここを紹介します。
- 著者紹介 安藤広大さんって?
- 読むべき順番は?
- 結局どれが一番オススメ?
著者紹介 安藤広大
株式会社識学 代表取締役社長。1979年、大阪府生まれ。2002年、早稲田大学を卒業後、NTTドコモ、ジェイコムホールディングス、ジェイコム取締役営業本部長を経験。プレイングマネジャーとして「成長しないチームの問題」に直面し悩んでいたときに「識学」に出合い、衝撃を受け、2013年に独立。識学講師として多くの企業の業績アップに貢献した。2015年、株式会社識学を設立。わずか4年あまりで上場を果たし、これまでの8年間で約3500社に識学メソッドが導入されている。著書にシリーズ90万部を突破した『リーダーの仮面』『数値化の鬼』(ともにダイヤモンド社)がある。
株式会社識学は、マネジメントコンサルティングの会社。会社組織運営のプロフェッショナルだからこそ生まれた3冊だよ!
経歴を聞くと「成長する組織を作る」専門家ということがわかります!
読むべき順番は?
- リーダーの仮面
- 数値化の鬼
- とにかく仕組み化
- パーフェクトな意思決定
出版された順番に並べるとこんな感じになります。
ではこのままの順番で読むべき?
そんなことはありません!
では、順番はどうかというと、今いる立場によって読む順番を変えるべきです。
今の立場から考えるとまずはこの本から読むべきというものが見えてきます。
部下に近い距離のプレイングマネージャーやマネージャー1年目
現場で働く営業マンや数値の管理をするプレイングマネージャー
仕組みを変えられる経営者やルール・基準を決める管理職
新入社員〜管理職〜経営者まですべての人の意思決定するタイミングに役に立つ
最終的に、すべてを読み終えて納得のできる4部構成となっています。
リーダーの仮面
正直、本書をはじめに手にとって読んだ時が3年前でした。
当時はこんなことできるか??と思ったのが本音でした。内容が実に、「現代と離れている」と思ってしまったからです。
私自身、当時は中間管理職という立場で、部下をもっている一人のリーダーでした。
その時に本書にある「部下とは迷わず、距離をとれ」この言葉は、当時のチーム運営とは全く真逆でした。
その当時は、なんとなくこれがリーダーの仮面を被るということなのか・・・と半信半疑でいましたが、時がたち管理職として成長するに連れてようやくこの言葉の意味がわかった気がします。
距離を取るということは、部下のためであり、自分のためでもあり、組織のためにもなる。
緊張感のない仕事に、良い仕事は生まれません。
どんな仕事にも緊張感が必要になります。また緊張感を作るには、部下との距離感が必要なんだと気付かされる内容です。
「いいリーダーの言葉は、時間差で遅れて効いてくる」
引用 とにかく仕組み化
まさに、安藤広大さんのリーダーとしての言葉が、この本にありました。
それは時間差でじわじわと効いてきています。
数値化の鬼
仕事をしていると必ず必要になってくるのが数字の感覚。
この数字の感覚が研ぎ澄まされている人ほど、管理職であっても、営業マンであっても成績が優秀になる。本書では、その数値の捉え方をあらゆる角度で考えられるようになっています。
例えば、売上目標に届かなかった・・・
その原因を考えるのに色んな角度から数値を考えることができます
- 目標設定のミスなのか?
- 目標とどのくらい差があった?
- 次はどうすれば届かせられる?
一つの売上目標未達成という言葉でも、様々な原因があります。そこを数値で考えてみることに次に繋がるヒントがあります。
数値というと人を責め立てるように感じる人もいるかもしれませんが、本書は数値を利用してポジティブに次に繋げることを紹介しています。
数値をポジティブに使えるようになる一冊です
とにかく仕組み化
「替えの利かない人」は今の位置にとどまる。
「歯車として機能する人」は人の上に立てる。
引用 とにかく仕組み化
本書の冒頭この言葉から始まります。この言葉の本当の意味を知った時に、組織の人間になることは「悪」ではないんだ。
どこか今までの価値観が崩れるような気がしました。
どうしても組織の人間になることや、働くことで組織の歯車になることは良くないことのように思えていました。
また、「替えの利かない人間になることが成功」というふうに思って仕事をしていたことがあります。
「お前がいなくなったら回らないよ」
そんな風に言われることが今までは、褒め言葉に聞こえていました。
本書を最後まで読んだら、この言葉は一番言われてはイケない言葉だということがわかります。
「あなたがいないと困る」
この言葉は麻薬だ。
引用 とにかく仕組み化
今まで言われてこの言葉に心が踊っていた自分を見直すきっかけになりました!
パーフェクトな意思決定
検討をしますと答えを先送りにすることは、不利益をもたらす。
これは決断をできない。中途半端に返答をすることで、自分にも、相手にも時間的な損を与える。
本書で教えてくれるのは、
意思決定をする際のマインドセットと意思決定をする方法を教えてくれる。
すべての決定には絶対に反対意見がある。そして決めない状態は気持ちいいという錯覚である。
これらのことを前提条件として
意思決定を進めていかなければ、周りの反対意見に流され、結果「検討します・・・」と先送りをすることになる。そうではなくて、一度の決定がすべてを決めるわけではない。
決定の積み重ねこそが成功につながる。
そして、意思決定の方法として上げているのが
意思決定の前に3つの箱に入れよ。
- 即決の箱
- 情報不足の箱
- 期限を設定する箱
この3つの箱にいれる訓練をすることで、なんとなく決める。感覚で決める。ことから決別ができる。
そして意思決定のスピードが早くなる。
パーフェクトな意思決定で大事なのは、
決めることは大事
でも決めたあとはもっと大事
決めたあとの行動で決断したことが成功につながる。
10代でも20代でも30代でも、すべての世代に役に立つ。なぜなら人は常に決断をする場面があるからです。
記事のまとめ
私は、この4部作を発売された順番に読みました。ただ、最後まで読んでみてそれぞれ読む順番は変えて読むべきです。
今いる立場に近い書籍から読むのがオススメです。
また、とにかく仕組み化は、会社に所属するすべての人に読んで役に立つことが多いと思います。それは「現代の働き方」を見直すきっかけになります。
会社にとって「自分の存在が大きい」と思っている人はたくさんいると思います。
私も心のどこかで思っていました。
きっとそんな人には、仕事への価値観を変えられる一冊です。
また、読んですぐに分からなくても私がそうであったように、「何年後かに遅れて効いて来るような本」になっています。