- 今オススメの作家が知りたい!
- 最新作が知りたい!
今回の記事では、この疑問に答えていこうと思います。
あたりまえですが、小説は作家によってストーリーが全く変わってきます。泣ける小説・騙される小説・考えさせられる小説。
小説は作家によって傾向があります。そして自分の好みとあえば次に読みたいお気に入りの小説を見つけることができるようになります。
今回は、2024年オススメの小説家のタイプと代表作と著者の最新作を紹介していきます。
ぜひ、次に読む本のキッカケにしてください。
- オススメの小説家
- 作品の傾向
- 作者の最新作
東野圭吾
繊密なトリックや伏線が張り巡らされたストーリーを描く日本を代表するミステリー作家。ミステリーを読みたければまずは東野圭吾を読めばハマること間違いなし。
数々のヒット作品を世に生み出しており、映画化された作品も盛りだくさん
- 手紙
- 流星の絆
- ガリレオシリーズ
- 加賀恭一郎シリーズ
映画化やドラマ化される作品を先取りしたいという方にオススメ!
著者の最新作はこちら!
ドラマや映画でも話題の加賀恭一郎シリーズとして、ランキングでも人気の作品
瀬尾まいこ
瀬尾まいこさんは、大学卒業後から35歳まで、中学校の国語教師をしていました。その経歴から、10代の少年・少女が主役の作品が多いのが特徴となっている。
複雑な家族のあり方や病気を克服する姿など、主人公のおかれた環境に自分の感情を重ねながら読むことで毎回物語のあたたかさに感動をさせられます。
- そしてバトンは渡された
- 夜明けのすべて
- 卵の緒
心温まるから癒やされたい人にはおすすめの作品!
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舞台背景がコロナ禍という設定、コロナで犠牲になったものが多く、子どもには心の負担を掛けていたことに気づかされる。家族の大切さや日常の大切さを感じられる作品。
凪良ゆう
2023年本屋大賞「汝、星のごとく」で2度目の本屋大賞を受賞。また一度目の受賞作「流浪の月」は映画化された作品です。
どちらの作品も主人公の揺れる心の描写を鮮明に描くのと同時に最後の展開に驚かされる。
どの作品にも共通するのは、「世間には認められない人たちの心情を表現」しているというところです。
- 流浪の月
- 汝、星のごとく
- 滅びの前のシャングリラ
ストーリーに感動をしたいなら間違いなく作者の作品!
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主人公の心の描写をキレイに描いている。最後に感動で号泣する人が続出の本屋大賞作品。
伊坂幸太郎
ミステリーからエンターテインメント作品まで幅広いストーリーを描いている小説家。「とにかく読者を驚かせたい」ということを信念に書いているのがポイントです
作品の中の登場人物の中には、伊坂幸太郎さん本人が登場することもあり、とにかくエンターテインメント性に溢れていて、楽しんで読める作品がおおくあります。
作品同士の話がリンクしていたりするので、他の作品を読むことで、伊坂ワールドを違った角度から楽しめます。
- グラスホッパー
- アヒルと鴨のコインロッカー
- ゴールデンスランバー
明るく楽しめるテンポの良いミステリー本ならこちら!
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前作「マリアビートル」から数年後の物語、殺し屋シリーズの最新作
村上春樹
言わずとしれた日本を代表する小説家。毎年ノーベル文学賞候補にあがります。独特な表現や比喩技法などが使われていて、読めば読むほど小説の良さがにじみ出てきます。
解釈の仕方によって作品の世界観が広げられます。独特な性描写が多いのも特徴です。
- ノルウェイの森
- 海辺のカフカ
- 1Q84
日本を代表する文学の世界観を楽しみたい!という方にオススメ
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ふたつの世界を描く村上春樹ワールドはゆっくりと丁寧に読みたい。
原田マハ
自身のキュレーターという経歴を活かして、アートの世界を感じさせてくれる小説が盛りだくさんです。
美術の作品は、ピカソやゴッホなど著名な美術家の半生をドラマのように現代と繋げて紹介されている作品が多くあります。
どの作品も美術を知らない人にも楽しめるように工夫をされており、いつの間にか美術館に行きたくなるような作品ばかり。
また、志村けんさんが主演する予定だった「キネマの神様」のように、心温まるヒューマン系の小説も代表作にあります。
- リボルバー
- 暗幕のゲルニカ
- カフーを待ちわびて
アートとミステリーの新感覚を楽しみたい!という方にオススメ!
アート以外のヒューマン系の小説は心が洗われる小説ばかりです。
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ゴッホ・ピカソ・セザンヌ・クリムト・モネ・東山魁夷、それぞれが「一枚の絵」の前で、自分自身と向き合い新たな一歩を踏み出す短編集
浅倉秋成
最後に「あっーー!!!」と驚いてしまうほどの作者は、伏線の狙撃手という異名をもつ。どれもが最後の最後まで気が抜けない作品ばかりで、一度読み出すと止まらなくなる。
おもに学生を主人公にした作品がおおいので、中高生にも読みやすく人気がある。
- 6人の嘘つきな大学生
- 俺ではない炎上
- ノワール・レヴナント
伏線回収でストーリーを最後まで楽しみたい方にオススメ!
夕木春央
今一番熱い「クローズドサークル」を描くのが作者。
クローズドサークルとは、登場人物が閉鎖された空間に囚われた状態で殺人事件が起こり、彼らの中に犯人がいることが確定しているという状態のことをいいます。
推理を楽しみながら、最後の答え合わせに驚かされる作品
- 十戒
- 方舟
騙されない自信のある方に挑戦してほしい!
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島に閉じ込められてしまった登場人物たち。
そこで起きる殺人事件、犯人はこの中にいる。しかし犯人からのメッセージには、「決して犯人を探すな」・・・
最後まで、推理を楽しめる一冊
逢坂冬馬
「同志少女よ、敵を撃て」2022年本屋大賞受賞作。
アガサ・クリスティー賞を受賞し、なんとデビュー作ながら直木賞の候補に選ばれたことでも話題となった。
さらに、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く情勢を受け、注目度がますます高まっている。
作品で、戦争の真実を目にして、改めて平和と戦争を考えさせられる小説。
- 同志少女よ、敵を撃て
大人が読んで子どもに平和であることの大切さを伝えたい!
著者の最新作はこちら!
ナチス体制下のドイツ。父を処刑でなくした少年が出会ったのは、体制に反対をする海賊団の少年少女。
舞台背景が、第二次大戦の末期ドイツ、エーデルヴァイス海賊団の活動から広がる物語は海外の歴史小説として読み応えのある一冊。
呉勝浩
2015年に『道徳の時間』で「江戸川乱歩賞」を受賞してデビュー。
丹念に練られたストーリー構成や、細やかな心理描写を得意とし、ミステリー小説の新境地を開いてきました。
「爆弾」で描かれる犯人との心理戦とストーリー展開は圧巻
現代社会が抱える問題を浮き彫りにしている作品が多く、社会派ミステリー作家とも呼ばれる。
- 爆弾
- スワン
- 道徳の時間
ミステリー好きなら外せない作者!
著者の最新作はこちら!
作者にとって初めてのミステリー短編集は読み応えあり。
塩田武士
『盤上のアルファ』でデビュー。2016年『罪の声』で2017年本屋大賞3位に輝く。2018年には俳優・大泉洋をあてがきした小説『騙し絵の牙』が話題となり、本屋大賞6位と2年連続本屋大賞ランクイン。2020年、21年には『罪の声』『騙し絵の牙』がそれぞれ映画化
そして2024年に再び『存在のすべてを』で本屋大賞第3位に!
- 罪の声
- 騙し絵の牙
- 存在のすべてを
グリコ森永事件を新たな角度で取り上げているこの作品は絶対に読むべき一冊だよ!
著者の最新作はこちら!
2024年本屋大賞ノミネート作品の中で私の中で1位予想の作品でした。
2作品ともAudibleの聴き放題対象だよ!
まずは30日間のお試し期間の利用から
安壇美緒
2017年に「天龍院亜希子の日記」で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2023年には『ラブカは静かに弓を持つ』で第25回大藪春彦賞を受賞し、本屋大賞の第2位になった。
ほかの作品に北海道の女子校を舞台にした『金木犀とメテオラ』がある
- ラブカは静かに弓を持つ
- 金木犀とメテオラ
音楽コンクールの小説家と敬遠していましたが、実は音楽著作権を巡ってのスパイものも含んだ異質な小説です。Audibleで聞いてハマりました。
Audibleで聞いてハマる小説!
記事のまとめ
好きな作家さんの作品を読むといつもの好みのパターンに惹かれます。作品は違っても新たな物語にはどこか同じ匂いを感じるところがあります。
自分の好きな作家さんを見つけることが、読書を好きになる近道かもしれません。
私の場合は、好きな作家さんの新作をチェックすることが日課になっています。
この記事では、紹介している作家さんの新しい作品を随時更新していきます。
なにか新しい作品が出ていないかな・・・
なにか新しいおすすめの作家さんいないかなぁ・・・
そんな時は、またお立ち寄りください。お待ちしています。